こんな俺を王子って…… 嬉しいんだけど、大げさじゃないかな? 「佐賀くん!」 「はいっ?」 「わ、私……気持ちだけでも伝えたくて。なので、振ってください!」 山田さんの顔が今にも泣きだしそうで、危うく慰めそうになった。 俺には、ひかりがいるから付き合えることなんかできない。 だから、山田さんに同情することは許されないんだ。