中距離恋愛




「てめっ…直!! 何すんだよ!?」

「やっと見た」

「は?!」


ここ数日、合わなかった目。


「普通だったけど、ずっと避けてたじゃん」

「…それは、」

「…別にいいけど」


何を言えばいいのかと悩んでる様子の真都を放って、靴を履く。

そのままシカトして歩き出したら、腕を掴まれた。


「待てって…!」

「早くチャリ取ってきなよ」


その手を振り払い、投げたリュックを拾って背負う。

目は、合わせなかった。