「おはー」

「あっ…真都!! 朝会ったのに何でスルーしたの!?」


真都に詰め寄ると、きょとんとした表情。


「…は?…え?…直?」

「直だよ!?」

「はっは、ちげーよな!直じゃねー…は?!」

「気づくの遅いし!!」


まさか本気で気づいてなかったのかと、
少しショックだった。


「直はいっつも髪縛ってるだろ?!」

「下ろしちゃ悪いか!!」


確かに、寝癖直す時間も無いし
下ろしてるのも邪魔だからいつも適当に縛ってたけど!!