真都はまだ突っ伏したまま。 「真都ー?大丈夫?」 「おー、平気。秦マジ容赦ねえ」 「でも成績はかなり上がりそうだよね」 「体力持てばの話な」 「ははっ!」 ジュースを飲みながらだらだらと話をする。 「さて、帰るか」 「あ、うん!」 リュックを背負って立ち上がる。 秦と礼奈が置いてったお金と伝票を持つと、 その瞬間奪われた。