次の日


私は学校に行かなかった


泣きすぎて目が腫れたから


っていうのはただの口実で



龍ちゃんに会いたくないから



学校も休んだ



朝、窓の外を見たら


千春ちゃんと歩いている龍ちゃんがいて



とても楽しそうで


私なんかが入る隙はどこにもなくて




今まではずっと私の居場所だったのに



ちょっぴり悲しかったり


龍ちゃんに彼女ができて嬉しかったり



複雑な気持ち



学校の帰りに心配した優ちゃんが来てくれて



昨日の事を話した


途中で涙がでたけど



優ちゃんは優しく受け止めてくれた



昨日の正解はどちらか話したら



「正解だけがすべてじゃないんだよ?」



「すべて?」



「私は、遥香が幸せになれればそれでいいから」


「幸せ?」


「答えは、遥香が決める事だからね?」


私にとっての正解は



あきらめない事



頑張ってみる、優ちゃん