「あっ、あの僕!隣のクラスの東って言います」


東くんて、確か3年生でも5本の指に入るほどモテるって噂の・・・。


「東くんそれで何か用?」


話しかけると、顔をほんのり赤くして


「あの!綺麗なソプラノの声とミルクティーブラウンの髪と白い肌とか好きです!」


何を言い出すかと思えば・・・。


周りが騒いでるから、恥ずかしいな


「えっと・・・?それで?」


「えっと、それで・・・、僕と付き合って下さい!!」


「・・・。」


周りも、まるで私の答えを待ってるかのように静かになる、


「ごめんなさい・・・、好きとかまだよく分からなくて・・本当にごめんね?」


そう言って席に戻る


「遥香!大丈夫?遥香は優しいから気にしてるんだねよしよし」


私の頭を撫でる優ちゃん



私は小さな嘘をついた、好きな人本当はいるんだ



「う~、悪い事したなぁ・・。」


「あっ、もう泣いちゃダメだよ!」


「でもでも、私・・。」


「もう、いいの遥香はず~と私の彼女でいいのよ!!」


「そっかそうだね!!」


なんて言ってお昼休みが終わった


今日はこれで学校終了



あっ、帰りに花壇に寄っていこう