購買は私たちの北校舎から離れていて


西校舎の二階にある


「急がなきゃ、売れちゃうね!」


早く行かないと売れてしまって


飲み物がなくなってしまう


「うん」


小走りで購買へ向かう


購買につくと割と人はいなくて


好きなミルクティーが買えた


優ちゃんも好きなのが買えたらしい


教室に戻り


ゆったりとお弁当を食べる


ちょうどタコさんウインナーに箸を伸ばしたとき


「遥ちゃんちょっといいかな?」


廊下から隣のクラスの男の子が呼んでいた


「優ちゃん、ちょっと行ってくる」


箸をおいて


その子のところに駆け寄る


「何?どうかした?」


全く面識がなかったけれど


一応話しかけてみる