━━━━━━家に帰ってくるなり、 大きな声が耳に飛び込んできた。 『おっそ~~~~いっ!』 「うるさいなぁ!」 “結香ちゃん、兄貴のこと好きなんだろ?” 真斗のことが…………好き、か………。 拓也くんはどうして見抜いたんだろう? 『ゆ~いちゃん?』 「拓也くんと別れた。」 『………………………は?』 「………………少し悲しいんだ………なんでなのかは………分からないの………」 少しだけ、悲しいのは、普通なのかな?