真斗との、なんとも低レベルな言い合いが終わったとき、 ピロリロリ~ン、ピロリロリ~ン 受信メールの着信が聞こえた。 真斗は、バカっぽくその着信音に合わせて 『テレビみた~い、ケチオババ~』 などと歌詞を勝手につけて歌っていた。 あたしは真斗を一睨みして、 スマホを手に取った。