思い出のショッピングセンター




いつもと変わらないその景色の中に
足りないものがあった



「遥汰…………」



そう。


遥汰がどこにもいない。




もう離さないと決めたのに。
もう離さないと言ったのに。



…………また君は消えてしまった。




1枚の手紙を残して。