すると駿夜は俯きなから言った。 「……そうですか」 そしてくるりと後ろを向いた。 「先輩を泣かせたら……許さないですから」 それだけ言い残すと駿夜は歩き出した。 「しゅ、駿夜……ッ」 「先輩」 「嫌になったらいつでも待ってますから」 そう言うともうすっかり夜になった闇に 1人消えていった。