その日の放課後は、遥汰とのデートの約束があった。 遥汰との出会いのショッピングモールに向かう途中、私は何者かに呼び止められた。 振り向くと、そこにいたのは夕だった。 「これから、デート???」 私は"うん"と頷いた。 すると夕は"そっか"と俯いた。 私は咄嗟にこう言っていた。 「夕も一緒に行こうよ」