店から少し離れたところまで来ると、 遥汰は止まった。 そして、真っ直ぐ私をみた。 「なぁ、なんであんな事言ったんだ?」 私はさっきと何かが違う遥汰に、 驚きを隠せなかった。 「あんな事って…?」 私が聞くと、 遥汰は言った。 「彼女になるってやつだよっ!」 私は意味が分からなかった。 「ねぇ…なんでそんなに怒ってるの?私、何かした?」