遥汰は安堵の表情を浮かべて、 私に言った。 「良かった。じゃ、始めるか?」 私は頭にクエスチョンマークを浮かべた。 すると、 遥汰は楽しそうに言った。 「王様ゲームだっ!」 「「王様ゲーム?」」 私と奏は声を揃えて聞き返した。 すると遥汰は頷きながら言った。 「そう。三人で王様ゲーム。王様は絶対!…ね?」 私と奏は仕方なく、 遥汰の遊びに 付き合うことにした。