それから更に数日が経った、よく晴れた日の朝。開店前の店先で俺は店の花に水をやっていた。 「堂上さーん、奥で鍋火にかけっぱなしですけど」 「うおっ!忘れてた!消しておいてくれ!」 「またですか?最近本当ぼんやりしてますね」 店の奥に行くハルの言葉に反論も出来ず、俺は「はぁ…」と溜息をついた。 …またかよ、俺。 最近、ますますぼんやりとする時間が増えた。その原因はやはり、言わずもがな彼女だ。