私が洸ちゃんを好きなことを知ってるくせに、大きくなるにつれて洸ちゃんは冷たくなり、口を聞くことも会うことも減り、距離は離れていく。 ……何で、だろ。 誰よりも近くにいたはずなのに、こんなにも遠いよ。 仕事をするその横顔を見つめ、「はぁ……」と溜息がひとつ零れた。 口の中のカフェオレは、甘いはずなのに苦い。