「?堂上さん、どうしたんですか…ってうわ!顔色悪い!」 ちょうどホールからキッチンへ戻ってきたハルも、橋本さんの顔色を見て驚きの声をあげる。 「ハル悪い、彼女休ませるのにスタッフルーム使う」 「どうぞどうぞ!飲み物いります?」 「あんまりくどくない奴頼む」 「了解」 「あ、あの、私そんな重病とかじゃなくてですね……」 細い声で彼女がそう言いかけたその時、ぐううううぅぅ〜……と鳴り響いた、腹の音。 「……」 「……」 「……」