「いきなり何の話だよ」 「いや、あのいつも食材届ける宅配便の子。女の子なのに頑張るなーと思って」 「……」 和馬はそう言ってペットボトルの水を一口飲む。 「別に、女の宅配員なんていくらでもいるだろ」 「そうだけどさー、あれくらいの子って普通事務仕事じゃん?ってことは給料良い配送やるのに理由があるのかなーとか思って」 「…あんまりそういうこと勘繰るなよ」 「勘繰るなんて失礼な!俺はただ単に色んな女の子のことを知りたいだけ!」 「…この女好きが」