「好きだ、茜」 「っ……うん……」 黒い瞳にまっすぐに私を映して、洸ちゃんは涙を拭うとそっとキスをした。 大好きな人 初めてのキス さぁ、ここからあの日の続きを始めよう 「あれ……ってことは、洸ちゃんも彼女いたことないの?」 「……悪いかよ」 「ううん……そしたら、お互い色々初めてだなぁって」 「……彼女がいないから未経験とは限らないけど」 「え!?」 幼馴染としてじゃなく、恋人同士のふたりで、ね。 end.