「……って言うんだよ!?ひどくない!?」 「あはは、それはまた洸くんが言いそうなセリフだねぇ」 翌日。夕方頃の客入りの落ち着いた店内で、私は一人店番をしていたハルさん相手に昨日のことの愚痴をこぼす。 「いっつもいっつも人のこと邪魔だとか言ってさぁ……ひどくない!?ハルさんだったら言わないよね!?」 「まぁ、俺と洸くんは性格真逆だからねぇ」 話を聞いてくれながら苦笑いを見せるハルさんから差し出されるのは、温かなカフェオレ。