…って、見てないでさっさと買って行くか。 そうのりを一つ手に取ろうとした、その時 「…ー」 窓の外では、夏菜に話しかける男の姿。 「ん…?」 見るからに年上のいかつい男は、どう見ても友達といった風貌ではなく、その証拠に夏菜本人も何やらオロオロとしている。 ナンパか…? その光景に俺は買い物を中断し、急ぎ足で店の外へと出た。 「夏菜」 「あっ、大地…」 「あぁ!?何だよテメェ!」