「背小柄だねー、何センチ?」 「……168」 「やだ可愛い〜」 「……」 って、あぁ!お姉さんたち!背の低い洸ちゃんに身長の話は禁物だよ……!気にしてるんだから! 可愛い、可愛い、と言われ続け元々無愛想なその顔はもっと無愛想になっていく。 「……仕事中なんで、失礼します」 「えー?待って待って。まだお話しようよ〜」 そしてその席を去ろうとした洸ちゃんに、お姉さんの一人は腕を掴む。 「!」 洸ちゃんに、触っちゃ嫌だ。その気持ちが一気に湧き上がる。