翼を広げて

病院についたら、目の前にナースステーションがあった。


「…美華は…ハァハァ…宝生美華は…どこですか…」


看護婦さんは一瞬驚いて、すぐに病室の場所を教えてくれた。


「宝生美華様は、101号室です。」


お礼も言わずに、101号室に向かった。


「…美華…!今行くから…」


ドアを開けると…


俺の命より大切な彼女…


美華がいた。