お守りの中



半月後の合格発表前日。


また吉野くんが私の所にやってきた。

吉野くんの姿を見ると体があつくなった。




「あれ、まだ持ってくれてる?」




ちょっと心配そうに私を見つめる吉野くん。
恥ずかしくて、目をそらしてしまった。


でも、



もちろんだよ!御守りありがとう!



そういうとほっとしたように目を細めて
私に背を向けた。