【side龍】
そのなにかとは、沙羅が「龍君はあたしの彼氏なの!」と言ったことである。
俺もこんなことは予想していなかった。
でも、その言葉をいったあとに、涙目になりながら「りゅーくーん、恥ずかしかったよー」といってきた。
お前、まぢで天然か?計算でやってねぇーか?と思うほど俺には効果があった。
俺は我を忘れて沙羅に強引なキスをしてしまった。しかも、教室で。
俺は沙羅の声で我にかえり、唇を離した。
沙羅の可愛いとこも見れたし、よかったな。と思った出来事だった。