天然鈍感美少女と甘々裏表王子

「桜井君!!委員長から聞いたんだけど、指輪預かっててくれてたんだよね?今どこにあるの?」



あたしがそう聞くと見たことのない程冷たい視線で桜井君ははぁとため息をついた。



「この状況でよくそんな呑気なこと言えるなぁ…俺たち晴れて両思いになったのに他に何か言うことないの?」


さっきから何言ってるの桜井君…



「指輪、どこにあるの?」


「んなのとっくに捨てたよ。前の彼氏に貰ったやつなんて必要ないもんね?」