天然鈍感美少女と甘々裏表王子

放ってはおけないって…やっぱり沙羅のこと…


「…やっぱりあたし行ってくる」


「!だから、指輪なら結婚指輪が…「指輪?」


「委員長、何か知ってるの!?」


俺の腕を振りほどいて、委員長の元に駆け寄った沙羅に少しむっとしながらも、委員長の言葉を待った。


「えっと、僕の勘違いだったら悪いんですけど…その指輪、薄いピンク色でハートだったりします?」


「………する!!」


「あ、でしたらD組の桜井君に預かっててもらったんですけど…もしかしてまだもらってないんですか?」