天然鈍感美少女と甘々裏表王子

「…龍は、最低なんかじゃない…っあたしの最高の彼氏ですっ!!」


さ、ら……


「は?あんた、俺に口答えして何もされないとか思ってんの?」


「俺たちさぁ…空手黒帯なんだよねぇ。さっきの言葉、喧嘩売ってるって意味でいいんだよねぇ?」


「あたりめぇだろ。てめぇらに負ける程俺弱くねぇから」


「先生!!こっちです!」


誰かのそんな声が聞こえたかと思うと、前から穂波と矢田部、それと担任が駆けつけてきていた。