天然鈍感美少女と甘々裏表王子

【side沙羅】
「さーらちゃん!早く行こ〜!」


「あ、うん!」


エレベーターに乗ろうとしたら、後ろから誰かに呼び止められた。


「沙羅、話があるんだけど」


「りゅ、う…?」


「沙羅、先行ってるから」


「沙羅ちゃん!荷物持ってくから、ゆ〜っくり来てね!」


そう言い、同じ部屋の和恵と舞はあたしの荷物を持って行ってしまった。