やっと辿り着いたと思えばもう沙羅達はいなかった。 「おい、何してんだ龍?」 後ろを振り返ると、そこには仁がいた。 「いや…ちょっとな……」 ──── 俺はとりあえず機内に乗り込んだ。 場所は仁の隣の席。