「…さ「おーい。そこの2人!早く降りないと置いてくぞー」 先生の声が聞こえ、周りにはあたし達しかいないことに気づいた。 「…先、行くね」 握られていた手をそっと離し、逃げるように外へと飛び出した。 指輪を落としていたことにも、気づかず…。