「…あ〜、別にいいよ」
な!
「ダメだよ‼︎ちゃんと結婚のご挨拶をしなきゃ!はっ…!それ以前に、結婚を許してくれるのか…」
どうしよう…
龍のお母さんに「うちの可愛い可愛い息子をあなたなんかにあげません!」とか言われたら……
「どうしよう龍…!」
「いや、それはないから。もう母さん達には言ったから、結婚のこと」
えっ⁉︎
「そうだったの⁉︎あ、でも…あたしがこんなブサイクって知ったら、気が変わったり…っ」
どうしよう…
「そ、そしたら…!か、駆け落ちとか…!いたっ」
龍は呆れた顔であたしの頭を叩いてきた。
「お前はやっぱり馬鹿だな。そもそも全然ブサイクじゃないし、気が変わるとかないから」