「お、大晦日は…龍と二人で過ごしたいから…」
「…っ」
そしてあたしが呟いた瞬間、ギュッと抱き締められた。
「んな事言ったら…行きたくなくなるだろーが…」
だから行かなくていいんだよ!
「今日はいっぱい愛してやるから、明日は行こうな?」
「へ…?」
有無を言わせない笑みを浮かべた龍に危機感を感じた。
「煽ったのお前だから、責任とれよ」
抱きしめていた腕を離し、代わりに龍の唇が当たった。