もー!怒ってるんだからね!

がらがら
音と共に担任の先生が入ってきた。
20代後半の男の先生だった。
顔はイケメンで、身長は175㎝ぐらい。
「よーし。寮のことについて話すぞー」
あっ!そういえば、あたしは誰と同じになるのかな?
「寮は、2人で一つの部屋だ。これは、男女混合だ」
そういった瞬間、クラスのみんながえー!まぢでー⁈ありえなーい!
などと非難の声をあげていた。
「静かにー!部屋は、もう決めてある。
まずは101号室、石倉潤と斎藤玲奈。102号室は…」
どんどん名前が呼ばれていく。
「114号室、田中聡と穂波和恵。115号室、山下龍と石原沙羅。116号室、海堂仁と矢田部舞。以上!」