天然鈍感美少女と甘々裏表王子

「だからイチャつくな」
「付き合ってんだから、イチャつくのは当たり前だろ」
バチバチと火花が飛び散ってそうなくらい睨み合った。
「え?え?」
間にいる奴は分かっていないけど…
「お前ら何睨み合ってんのー?早く行くよ〜」
控え席に来なかった俺達が心配になって来たのか、聡がグラウンドから歩いて向かってきていた。
「…沙羅行くぞ」
「あ、うん……」