「あ、あとさ…」

「うん」

「今日、美玲に大也が話あるってさ」

大也…?

さん付けしないんだっけ?
「なんの話?」

「わ、からない」

「そっか」

「教室に迎えに行くって言ってた」

「うん、わかった」

グイッ

「!?」

ギュッ

「龍太郎…?」

私は、
突然龍太郎に抱き締められた。