「お、おはよう」

「おはよう、美玲。
はは…寝癖ついてるぞ」

龍太郎は、
私の頭の寝癖を撫でた。

「私服だ…」

「今日暑いから、着てみた」

「そうなんだ」

「美玲もたまには私服で来たら?

美玲の私服見たいし」

「…そうだね、考えてみる」

「うん。じゃ、行こっか」

「うん。
あれ、そういえば、今日どうして急に?」

「もしかして、迷惑だった?」

「ううん、全然」

「…なんか今日は、朝一番に美玲に会いたかったんだ」

ドキンッ

「え…?」