お風呂からあがって部屋に戻ると、
龍太郎がベッドに寝ていた。

起こしたら悪いかな?

「ん…

ごめん、寝てた。」

「ううん、大丈夫」

「服、でかいな」

「だね、龍太郎さんでかいですね」

「男だからな」

「私も大きい方なんだけど…」

「成長期なんだ。
あ!」

「何!?」

「目、つむって」

「何で?」

「いいから」


言われた通り目をつむると、首に冷たい感触があった。

「開けていいよ」

「!?」

そこには、
かわいいチャームがついたネックレスがつけてあった。

「嘘…私、何も用意してない」

「気にしなくていいよ。俺が今日のお礼に買ったんだから」

「でも…」

「いいの!
その代わり、それ、大切にしてくんない?」

「え?」

「いや、女の子にプレゼントするの、初めてだからさ」

キュンッ

かわいい…

「はい!大事にします!」
そのあとは、
服が乾くまで、いろんな話をして過ごした。

こうして、
初デート?が、終わっていった。