「龍太郎さんは、温かいですね」

「そ?」

「…なんか、安心します」

「はは…いい父さんになれるかもな」

「ですね〜…」


それから、
いろんな話をした。

たわいもない話を…



「風呂入ってこい。
それから服は、これ着とけ」

「はい」


美玲がいなくなった、部屋。

やけに広く感じるのは、
気のせいかな…

俺も早く着替えないと、
風邪引くな。