私達の最後の大役、 挨拶はなぜか、龍ではなく、私がすることになった。 「大丈夫か?」 「ん?」 「緊張してない?」 「うーん…してるのかもね」 「大丈夫だよ、俺が側にいる」 「うん」 私は龍太郎と手を繋いで、マイクを握って、話始めた。