「美玲〜!」
「日向!」
「あはは…久しぶり」
「っていっても、1週間ぶりか」
「そうだね(笑)」
私と日向は、
ちょくちょく卒業後も会って遊んだり、話したりしていた。
こんなに仲がいい親友は初めてだから、
凄く嬉しい。
そして、
日向の彼氏は…
「おう!兄貴」
龍太郎のお兄さん。
「ったく、俺より先に結婚しやがって」
「甘いな、兄貴」
「え?」
「ちょ、まだ言っちゃだめ」
「何でだよ」
「いーから黙ってて」
「ちぇ」
「?どうしたの、美玲」
「な、何でもないよ」
「そっか…。」
「日向、母さんいるし、いい機会だから、紹介したいんだけど…」
「あ、うん。
じゃ、また後でね」
「うん」
「…あの2人さ、今こそあーやって仲いーけど、
たぶん美玲にも言ってないと思うけど、
いろいろあったんだよ」
「え?」
「ほら、妊娠させた子のこととか、
世間体のこととかで、日向の両親ともめたりさ」
「そうだったんだ…」
「うん。
それを乗り越えたから、あんなに仲良しなんだな、
きっと」
「…それは、私達もじゃない?」
「ん?」
「さっきね、昔のこといろいろ思い出してたんだけど、
私達もけっこういろいろ経験してるよ」
「…そうだな」
「うん」
「でも俺は、どんなときも、美玲だけ見てたし、
美玲だけが、好きだったよ」
「うん。
あの時は…本当にごめんね。
龍の優しさ、踏みにじった。」
「昔のことは、もういーよ。
昔より、大事なのは、今だから」
「うん…」
「行こ、挨拶がある」
「うん」
いつだってそうやって龍は、優しかったよね。
どんなに私が失敗しても、
その度に何度も龍が、助けてくれた。
その1回1回が今、
鮮明に頭の中に浮かびあがってて、
また龍を好きになったよ。
「日向!」
「あはは…久しぶり」
「っていっても、1週間ぶりか」
「そうだね(笑)」
私と日向は、
ちょくちょく卒業後も会って遊んだり、話したりしていた。
こんなに仲がいい親友は初めてだから、
凄く嬉しい。
そして、
日向の彼氏は…
「おう!兄貴」
龍太郎のお兄さん。
「ったく、俺より先に結婚しやがって」
「甘いな、兄貴」
「え?」
「ちょ、まだ言っちゃだめ」
「何でだよ」
「いーから黙ってて」
「ちぇ」
「?どうしたの、美玲」
「な、何でもないよ」
「そっか…。」
「日向、母さんいるし、いい機会だから、紹介したいんだけど…」
「あ、うん。
じゃ、また後でね」
「うん」
「…あの2人さ、今こそあーやって仲いーけど、
たぶん美玲にも言ってないと思うけど、
いろいろあったんだよ」
「え?」
「ほら、妊娠させた子のこととか、
世間体のこととかで、日向の両親ともめたりさ」
「そうだったんだ…」
「うん。
それを乗り越えたから、あんなに仲良しなんだな、
きっと」
「…それは、私達もじゃない?」
「ん?」
「さっきね、昔のこといろいろ思い出してたんだけど、
私達もけっこういろいろ経験してるよ」
「…そうだな」
「うん」
「でも俺は、どんなときも、美玲だけ見てたし、
美玲だけが、好きだったよ」
「うん。
あの時は…本当にごめんね。
龍の優しさ、踏みにじった。」
「昔のことは、もういーよ。
昔より、大事なのは、今だから」
「うん…」
「行こ、挨拶がある」
「うん」
いつだってそうやって龍は、優しかったよね。
どんなに私が失敗しても、
その度に何度も龍が、助けてくれた。
その1回1回が今、
鮮明に頭の中に浮かびあがってて、
また龍を好きになったよ。

