「おい新人!

先輩より先に結婚するって、どんな神経しとんねん!このこのっ」

「ちょ、やめて下さいよ〜」

『ははははは…』

「龍!」

「あ、美玲!」

龍太郎は私に気付くと、

子犬のような笑顔で走り寄ってきた。

「紹介する。こっちが、怖〜い先輩方」

「怖いは、余計だけどな」

「あ、いつもお世話になってます」

『こちらこそ〜♪』

「んで、俺の…嫁、です…」

「こいつ〜照れやがって!」

「あはは…」