学園アイドルRTD

「美玲」

「…ん?」

「ちゃんと話してみな、龍と」

「…うん」

「大丈夫だから」

「はは…」

「え?」

「琢磨は、優しいね」

「そんなことねーよ」

「ううん、優しい。

いつか、琢磨も幸せになれればいーね。

私、応援するからさ」

「じゃあ、まずは2人が幸せなとこ見せてよ」

「頑張る」

「龍もさ、同じ気持ちなんだから、きちんとお互いの気持ちを話せば、

仲直りなんて簡単だよ」

「ありがと、琢磨」

「おう。

ちょうど着いたな」

「だね」

「じゃ、幸運を祈る!」

「ありがと」

その日は、

そこで分かれて、家に帰った。

なんだ…

2人はやっぱりいつも両思いじゃん。


もしかしたら、

俺が手を貸さなくても、勝手にいつかは仲直りしてたかもな―…。



そんなことを思って、

少しだけ寂しくなった俺でした。