「美玲…美玲」
「ん…」
目をさますと、
龍太郎の上半身が目に入った。
「美玲?」
「えっ」
「何で俺の腹筋たちをガン見してんだよ(笑)」
「ご、めん」
「それより、左手見てみろよ」
「左手…?」
そう言われてみれば、
左手に違和感があるような…。
不思議に思いながらも左手を見てみると…
「え…」
私の左の小指に、
キラキラ光る指輪がされていた。
「クリスマスプレゼント…?」
「何で…」
「いや、いろいろ考えたけど、どんなのがいーかわかんなくて、
前にネックレスあげたから、今度は指輪かなって…」
「…」
「気に入らない…?」
ぎゅっ
「おわっ美玲!?」
「ありがとう!
すっごく嬉しい!大切にするね…」
「おう」
チュ…
「あ!
私そういえば何も用意してない!」
「はは…いつものことだろ(笑)
それに、今年はクリスマスを一緒に過ごすだけで俺にはプレゼントだから」
「ごめん」
「気にすんな!
来年も一緒に過ごせたらいーな」
「うん」
私達は、
もう一度キスを交わして、
眠りについた。
こうして、
嵐の前の幸せが過ぎていった。

