大也side


俺は今日、
負けても最後までキャプテンでいようと、

朝に決めていた。

でも、

やっぱり、負けると悔しくて、

泣きそうになった。


これからがある、後輩たち…

いろいろ辛い思いをしながらも、

一緒に戦ってきた3年生。

そう思うと、

苦しくなったけど、自分で決めたことは守ろうと、

必死に我慢していた。




最後のミーティング。

周りが泣く中、

俺は、しっかり監督の言葉を噛み締めていた。

何度も涙が出そうになった。


それでも、
話が終わると、泣き続ける仲間たちに声をかけて歩いた。


そんな時、

監督に肩を叩かれた。