学園アイドルRTD

「ごめん」

監督が、

声を絞り出すかのように、そう言った。

「今日の試合は、

完璧俺の力不足だった…。


…悔しいなぁ!

相手が憎らしいな!」

その言葉が監督の口から出た瞬間、

さっきまで泣き止んでいた先輩たちの嗚咽が聞こえてきた。

「でも、

お前たちらしい野球だったんじゃないかなって、思う。

…あ〜、悔しい!

グスッ

1・2年生は、もっと努力が必要ってことが、

よくわかったと思う。

3年生が残してくれたものを引き継いで、

またここに、一緒に、

リベンジしに来ような、絶対!」

『はい!』

「3年は、

後輩の指導に手を貸してくれ。

次の進路までしっかり渡してやるから、

これからも一緒に頑張ろう」

『はい!』

「うん…とりあえず、帰って、ゆっくり休もう。

今日は、お疲れさん」


「あっした!」

『した!』