学園アイドルRTD

「俺は、知っての通り、今年初めて監督というものになった。

正直、甲子園に出て、
ましてや決勝まで行けるなんて、思いもしなかった。

でも、今日まで3年を中心に、未熟な俺に、みんなは付いてきてくれた。


ここまできたら、
今までみんながやってきたことを、しっかり出そう。
自分たちがやってきたことが間違っていないことを、証明しよう。



だからさ、
お互い楽しもうぜ?

3年は負けたら終わりだ。
だから、気負うのもわかる。

でも、
最後の試合くらい、自分達らしくさ。

明るくて、
うるさくて…


初めて教えるチームがお前たちのチームで、

本当に良かった。

今日は精一杯頑張ろう!」

みんな、ご飯を食べていたから、返事はできなかったけど、

力強く、1人1人が頷いた。