次の日―。 ガラッ 「おはよ〜」 「おはよ、美玲。 頭痛はもう治ったの?」 「まだ痛いけど、昨日よりは良くなってる」 「そっか、良かった」 「うん」 「あ、美玲は大道具だから」 「え〜」 「しかも女の子1人」 「マジで…?」 「でも、 全員野球部だし、別に…ね?」 「しょうがないか」 「頑張って」 「うん」 昼休み ギー 「っ」 屋上の重い扉を開けると、 夏を感じさせる、強い日差しが目に入った。 「琢磨?」 琢磨は、 屋根の日陰の下で、 気持ち良さそうに寝ていた。