…1人を除いては。
「龍、どうした?」
「わり…なんか、具合悪いわ…」
「大丈夫?」
「おう…」
なんとかご飯を食べて、私達は外に出た。
「帰ろうぜ、龍」
龍太郎の顔色の悪さに見かねた琢磨が声をかけた。
でも龍太郎は、
「やだ…」
を、繰り返していた。
「は?
具合悪いのに?」
「元気だし」
「嘘つけ」
「今から、
2試合できるくらいげんきだし」
ピトッ
龍太郎の態度は、
あきらかに具合が悪いことを証明しているような
ものだったから、
とりあえず、
熱を確かめようと、
龍太郎のおでこに触れた。
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