その矢先、

自転車に乗っていた私は、信号を無視して走ってきた車にぶつかられてしまったのだ。

幸い、死にはいたらなかったものの、

足を怪我して、その年の大会には出られず、スポーツ推薦もダメになった。

どん底に落とされた私を支えたのが、野球だった。
だから、野球のために命をかけることを決意して、
勉強を必死に頑張った。


そのかいあって、
今年、野球の名門であるこの学園にトップの成績で入学することができた。


そして、長かった髪を短く切り、
茶色に染めて、高校デビューを果たしたのだ。


この学園で、素敵な仲間や、
彼との出会いを期待することにしよう…。